3.11を過ぎて…全客室に“避難バッグ”をご用意します。
10回目の3.11を迎えました。
当時、私(若旦那)は、東京都新宿で被災し、大都会・新宿駅周辺のパニックを目の当たりにしました。潮騒の宿ふじまも代表と女将で営んでおり、直接的な被害はないものの、予約が全てキャンセルになったそうです。
報道番組では、当時のショッキングな津波の映像が流れ、改めて天災や避難対策について考えるきっかけをいただいたと思います。
そんなわけで今回は、追加した“避難対策”と“緊急時の避難”について紹介していこうと思います。
1.全客室に“避難バッグ”をご用意いたしました!
全員分はスペース的にも難しい為、“お二人様”を想定した内容になっています。※【みなと】のお部屋のみ4名分の支度をしています。
- 備蓄水(500ml)×2本
- 給水用パック
- タオル
- 非常食×2袋
- アルミブランケット
- 軍手
- マスク
- 簡易トイレ×3
- 除菌ウェットティッシュ
- ティッシュペーパー
- 絆創膏
- レジ袋
- アルコールスプレー
あくまで一時的で簡単な内容ですが、少しでも安心の材料になれば幸いです。
2.避難経路について
津波等で高台に避難が必要な時の経路を少しご紹介します。
当宿は海抜5.5m。今後防潮堤の整備の計画もあります。
津波が心配される場合は、隣のお宿“味と湯の宿ニューとみよし”さんの敷地内を通らせていただき、山側の高台(国道から一本西側の道)に移動します。地図上では“ニューとみよし”さんと“潮騒の宿ふじま”の間の空白を進むイメージです。ものの数分で海抜10m以上の場所に上がることが出来ます。
また“ニューとみよし”さんの建物は津波避難ビルに指定されているので、ここに逃げ込むことも可能です。
そしてハード面だけでなくソフト面…
緊急時のシュミレーションを従業員で共有し、避難のご案内が的確に出来るような体制作りにも力を入れていきます。