旧長浜海岸の埋め立て工事が始まります。
地図の南側、三角形の砂浜が今回の工事の対象となります。
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地図を見ていただくとお分かりになるかと思いますが、対象の砂浜は当館の目の前です。客室からの眺めの中に工事の風景が入ってきてしまいます。
工事期間中は、特に眺望の点においてご迷惑をお掛けするかと思いますが、ご理解いただければ幸いです。
今回の工事のポイントは3つ!
①埋め立てには“伊豆山土砂災害”の土砂が活用されます。
熱海市内で起きた悲しい事件“伊豆山土砂災害”…この堆積した土砂を使って埋め立て工事が行われます。
被災者の方の思い、責任の所在など人によって様々な考えはあるとは思いますが、土砂の行き場がないことは紛れもない事実です。
一つの大きな問題が、ひとまず解決に向かう事は必ずしも悪いことではないと思います。
土砂の安全性についても、県が『問題なし』との判断をしています。
②埋め立て後は“緑地公園”へと変わります。
旧長浜海岸は天然の海岸で、長浜北側が整備された際に取り残されていた場所です。
近年では、
- 管理者がいない為、時期によりバーベキューやマリンスポーツなど無法地帯になっている。
- 地元住民の清掃活動だけでは事足りず、雑草などが生え放題
美観や利用者のマナーが大変気になっていました。
今後“緑地公園”になることで、様々な問題が減り、地元住民や観光客にも喜ばれるスペースになると思います。
➂埋め立てと同時に“防潮堤”が建設されます。
近年の自然災害によって当館前の海岸線でも防潮堤の建設計画が進んでいました。
今回の工事に合わせて、埋め立て地の先に防潮堤が建設されることになります。
お客様の命を預かる身としては、有事の際に避難する時間を稼ぐことが出来ればそれに越したことはありません。
海が全く見えなくなるような高さにはならない予定ですので、その点はご安心を…。